現場レポート

効果的な疲労回復の方法

年末も近づき、何かと仕事もプライベートも忙しくなる時期だと思います。

そんな時によく耳にするのが、『寝ても疲れが取れない』『疲れてるのに寝付きが悪い』という、なかなか疲労が回復出来ない悩みです。
忙しい時こそ、身体のコンディションは万全でありたいと思うのは当然だと思います。

そこで、今回は疲労回復について、少しお話したいと思います。

まず、『疲れた~』という疲労にも種類があり、簡単に分けて『肉体的疲労』『精神的疲労』などがあります。※今回は病的疲労は省略させていただきます。

どちらの疲労も、軽度なものであれば、睡眠をとることで、回復することは可能ですが、忙しくなるとなかなか回復が間に合わなくなります。

その為、『睡眠の質の向上』『食事』『運動』が、疲労回復の鍵となります。

その1つの理由として、自律神経の乱れが関係します。

人間は、いかなるストレスにも抵抗し、身体を守ろうとする力があります。
その為、ストレスを受けると自律神経の中の交感神経が優位になり戦闘態勢の状態になります。この時、ストレスに抵抗するために必用なホルモン大量に分泌されます。
本来、自律神経は副交感神経というリラックス状態を作る神経と交感神経のバランスにより保たれていますが、交感神経が優位な状態が続くと、仕事が終わって家に帰ってもリラックス出来ず、睡眠の質も下げてしまいます。
その為、寝る前30分位は、湯船にゆっくりつかるTVやスマホといった画面を見ないなど、ゆっくりリラックスする時間を設けましょう。
また、寝付きが悪いからといって、お酒を飲むのも逆効果です。少量でも、寝付きは良くなりますが、眠りが浅くなるため、睡眠の質を下げてしまいます。


神経の伝達物質ホルモンの分泌は、食事で摂取した栄養素を使用するため、ビタミンB群ビタミンC等の栄養素を考えた食事にも気を配る必要があります。また、食べ過ぎ疲労回復の妨げになるため、腹八分目に押さえましょう。

運動不足も疲労を溜め込む原因として、考えられます。
よく『忙しくて運動が出来ない』『疲れたときに運動したら余計疲れる』という事を耳にします。
確かに、運動をした直後は疲労感を感じると思います。
しかし運動は血行を良くして疲労物質の排出体内の水分の循環ホルモン自律神経を調えるなど、疲労を回復しやすい環境を整えてくれます。また、ストレス発散も期待出来るため、次の日の仕事も集中して行うことができます。
特に加圧トレーニングは、疲労回復に効果的と言われる低強度~中強度のトレーニングを行いながら、身体の回復に必用なホルモンである成長ホルモンの分泌が通常のトレーニングの約7~8倍分泌されると言われています。そして、週1回30分程度のトレーニングで効果が期待出来るため、この忙しい時期の運動にはおすすめです。

『睡眠の質の向上』『食事』『運動』の3つにも心がけ、良い年末、良い年明けを迎えましょう。

2015年12月8日10:20 AM MC加圧staff