現場レポート

エネルギーが不足するとどうなるのか

こんにちは、MC加圧トレーニングです。

 

前回のブログで時計遺伝子と朝食を取ることの重要性について書きましたが、

食べたものが身体の中でどのように使用されるのか。今回はその仕組みを簡単に紹介した後、

それらが不足するとどうなるかを紹介します。

 

1.炭水化物(糖質)

食べ物から摂取された糖質は、内臓を通って最終的にはブドウ糖(グルコース)に分解されます。

それから脳と全身の筋肉に運ばれ、エネルギーとして消費されます。

ブドウ糖は脳にとって重要なエネルギーです。

 

一部は肝臓にグリコーゲン(ブドウ糖の集合体)として蓄えられますが(肝グリコーゲン)、

消費されなかったブドウ糖は脂肪酸に変えられ、脂肪がたまっていくことになります。

 

2.たんぱく質

たんぱく質はアミノ酸に分解されて内臓の各器官や筋肉などで使われ、身体をつくるもとになります。

余ったアミノ酸はブドウ糖に変えられてエネルギーとして使われ、

消費されなかったブドウ糖は脂肪酸となり、最終的には脂肪として蓄えられます。

 

タンパク質は、筋肉、臓器、皮膚、骨、毛髪などの主要成分として存在するほか、

身体の機能を調整するホルモン、酵素、抗体などの材料でもあります。

 

3.脂質

脂質は脂肪酸に分解されて筋肉に運ばれ、エネルギーとして使われますが、

一部は中性脂肪として脂肪細胞の中に蓄えられます。

そして、必要に応じて脂肪酸に分解されてエネルギー源となります。

 

以上が、三大栄養素の簡単なエネルギー消費の紹介になります。

では、これらの栄養素が足りないと何が起こるでしょうか。

 

それは、エネルギー不足による脳の活動の低下です。

脳は血液中のブドウ糖だけを栄養分としているため、血糖値が下がると脳の働きが悪くなります。

脳のエネルギー不足が起こると筋肉や骨をアミノ酸に分解し、

ブドウ糖に変えて脳のエネルギーを作り出します。

 

つまり、朝食を抜くなどで食べる量を極端に減らして体重が減ったとしても、

脂肪ではなく筋肉などが落ちたことによる体重減少の可能性が高いということです。

 

様々なダイエット方法がありますが、安易に炭水化物や脂質などを減らすのではなく、

現状の食生活から炭水化物・タンパク質・脂質の量を見直し、

それぞれ足りないものや過剰摂取のものを調整しバランスよく取ることが大事です。

 

しっかり食べて、健康的に痩せましょう!

 

MC加圧トレーニングでは食事指導も行っております。

ぜひお気軽にご相談下さい。

2022年9月27日1:32 PM MC加圧staff