使えない筋肉ー筋トレ動作とスポーツ動作ー②
前回の続きで、『使えない筋肉』と筋トレ動作・スポーツ動作の関係について書いていきます。
ボディメイクを目的とした筋トレではターゲット部位に効かせることが重要なので、特にマシーンを使用したトレーニングなど
ターゲット以外の部位は使わないようにして行う種目が多いです。対してスポーツでは力の伝達、連動が大切です。
例えば、野球でボールを投げる動作を筋トレ動作風に行うと、下半身と体幹は固定したまま腕の力だけで投げる手投げになります。
他にもスプリンターは大腿四頭筋を鍛える『レッグエクステンション』が下手というのがありますが、
それは身体がスプリント動作に慣れており、スプリントにおいて強い動作を行うために無意識に大腿四頭筋だけでなく
ハムストリングスも使ってしまうため、上手く大腿四頭筋に効かせられないからです。
逆にスプリンターがレッグエクステンションが上手くなってしまうとハムストリングスの連動が無くなり、パフォーマンス低下に繋がる可能性があると言われています。
以上のように筋トレ動作とスポーツ動作には違いがあるため、筋トレ動作に慣れているボディビルダーがスポーツ動作を行ってもその力を十分に
発揮できない可能性が高いです。他にも要因はありますが、そもそも鍛える目的が違いますからね。
ただ、『使えない筋肉』というと全くの無駄という意味に捉えることもできるため、その言い方は私はあまり好きではないです。
ボディビルダーはベンチプレスなどを自分の体重の倍以上の重量を上げるため筋力は相当あります。
有事の際には負傷者を運んだり、障害となる重たいものを持ち上げたり、他にも『使える筋肉』になる場面は多々あると思います。
今回は動作の違いによる使えない筋肉について書きましたが、筋トレにはアンチエイジング効果、うつ病の緩和など、肉体的にも精神的にも様々な良い効果があると言われています。
当院ではウェイトやTRXを使用したトレーニングと、その効果を更に高めるために加圧バンドを併用したトレーニングを提供しております。
体験コースもございますので、お気軽にお問い合わせ下さい。
2023年3月26日7:36 PM MC加圧staff
最新記事一覧
- 2024年11月05日 年末年始休業のお知らせ(2024-2025)
- 2024年10月06日 トレーニングにおける7原則その⑤【全面性の原則】
- 2024年09月29日 トレーニングにおける7原則その④【特異性の原則】
- 2024年09月22日 トレーニングにおける7原則その③【継続性の原則】
- 2024年08月30日 トレーニングにおける7原則その②【漸進性の原則】