「筋収縮」とは…?
筋肉が力を発揮する時の活動様式を「筋収縮」と言います。
筋収縮には大きく分けて2種類あり、筋肉の長さが変わらない「アイソメトリック・コントラクション」と、筋肉が長さを変えながら力を発揮する「アイソトニック・コントラクション」と呼ばれます。
アイソメトリック・コントラクションは「等尺性収縮」、アイソトニック・コントラクションは「等張性収縮」と言い換えるとイメージが湧きやすいですね。
「等尺性収縮」と「等張性収縮」はそれぞれどんな場面でしょうか。
例えば、壁を押し続けるのは等尺性収縮です。
この筋肉の使い方で行うトレーニングの特徴としては、手軽・器具がいらない・どこでも出来る・安全ということが挙げられます。
ただ、成長が分かりにくいという特徴もあります。
バーベルを持って肘を曲げ伸ばしする動きは等張性収縮です。
どのポジションでも同じ負荷がかかるというのが特徴です。
等尺性収縮にはさらに、筋肉が短くなりがなら力を発揮する「短縮性収縮/コンセントリック・コントラクション」と、筋肉が長くなりながら力を発揮する「伸張性収縮/エキセントリック・コントラクション」があります。
肘の曲げ伸ばしの運動で言うと、肘を曲げる時は短縮性収縮で、曲げた肘を伸ばす時は伸長性収縮になります。
トレーニングをした時に筋肉痛が起きやすいのは、エキセントリック・コントラクションです。
これは、短縮している状態も残しながら筋肉の伸長が起きると短縮のための筋肉より少ない筋肉量で運動を行なうことになるので、筋肉への負荷が高くなるためです。
トレーニングの原則に「意識性の法則」というものがありますが、エキセントリック・コントラクションを意識するとより一層トレーニングの効果が得られますね!
2024年6月19日3:37 PM MC加圧staff
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